米大統領選でバイデン前副大統領の勝利が確実になった7日、次期副大統領に就く見通しのカマラ・ハリス上院議員の地元でもあるカリフォルニア州のサンフランシスコ市では、夜遅くまで人々が踊って祝福し、喜びを爆発させた。

カリフォルニア州は民主党の地盤になっている「青い州」の代表格。
同州サンフランシスコ市で、ゲイなどの性的少数者のコミュニティーとして知られるカストロ通りでは同日夜、バイデン氏の勝利を祝うために1千人近い人々が集まった。通りを埋め尽くした人々は、DJが流す音楽に合わせて踊り続けた。
DJが「カマラ!」と呼びかけると、踊っている人たちが「ハリス!」と叫び、女性として初めてハリス氏が副大統領に就くことを祝福した。参加していた人々の大半がマスクを着用し、バイデン氏のポスターなどを掲げる人もいた。
サンフランシスコ市の航空会社乗務員、マイケル・バーナドさん(28)は「この4年で憎悪や分断を広げたトランプ氏に嫌気がさしていた。バイデン氏が大統領に就く見通しになって、希望を感じるし、とても幸せだ」と興奮気味。
トランプ氏が人気テレビ番組の司会をしていた際の「おまえはクビだ」という決めゼリフにひっかけて、「ドナルド、おまえはクビだ」という手製のメッセージを掲げていた。
ハリス氏は、同市の対岸にあるオークランド市の生まれで、サンフランシスコ地区の検察官だったこともある。

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