北京の孔子学院本部のホームページによると、日本国内には、早稲田大や立命館大、桜美林大など15の大学に孔子学院がある。
活動のメインは中国語教育だが、太極拳や中国書法、中国茶などをテーマに文化講座を開講しているところもある。

ただ、2年半前には、米連邦捜査局(FBI)長官が、中国政府のスパイ活動に利用されている疑いで孔子学院を「捜査対象」としていると明らかにした。
その直後に日本の国会でも取り上げられ、平成30年2月の衆院予算委員会分科会で、自民党の杉田水脈氏がFBIの対応を踏まえ、「日本は非常に無防備ではないかという指摘がある」と訴えた。

ポンペオ米国務長官が「中国共産党による世界規模のプロパガンダ(政治宣伝)工作に使われている」と断定したことで、日本国内の孔子学院に改めて注目が集まりそうだ。

https://www.sankei.com/politics/news/200814/plt2008140008-n1.html