“分子1つ分の厚さ”史上最薄のプラスチック開発 東大(2020年7月21日)
2020/07/21 18:30 テレ東NEWS

東京大学の研究チームは、わずか“分子1つ分の厚さ”の、史上最薄のプラスチックを合成する手法を開発したと発表しました。
研究チームが注目したのは、MOF=多孔性金属錯体というナノサイズのすき間を持つ材料です。
今回研究チームは、すき間が0.8ナノメートルのMOFを作り、それよりもわずかに薄い、1分子の厚さ0.7ナノメートルのスチレン分子を
すき間に入れて閉じ込めました。この状態でスチレン同士をつなげる化学反応を起こし、MOFを溶かして除去。
これによってプラスチックの一種であるポリスチレンを、分子1つ分の厚さの極薄の状態で合成することに成功したということです。
このように、MOFを”鋳型”として活用することで、限界まで薄くしたプラスチックを大量に合成することができるとしています。

https://www.tv-tokyo.co.jp/news/original/2020/07/21/012536.html
https://www.youtube.com/watch?v=KEjvxYaPyRE
https://img.youtube.com/vi/KEjvxYaPyRE/0.jpg