大雨で浸水しているブラジルの現状をレポートしていたCNNの記者にとんんだ災難が襲いかかった。

2020年6月27日、ブラジルのサンパウロで事件は起きた。CNNはこの日の午前大雨による浸水を報道するため記者と
カメラマンらで現場に取材に向かった。増水した川をレポートしていた。

テレビにはスタジオのメインMC左上に映っており、更に左側には小さく現場の映像が2つ、大きく大雨の様子が映された。

左中央の映像を見ると、フードを着た男がナイフを持ってレポーターに近づいてきたのだ。そう、この男性は強盗だった。
ナイフは画面下に隠れてて見えないがレポーター曰くナイフを持っていたと語る。男はバスケットも持っており
もはやマッチ売りの少女のような格好。

メインMCが「問題が起きた」と言うとすぐに現場映像は切断された。その後MCは状況を確認し
「ホームレスのような男が近づくまでは何が起こっているのか把握できなかったが、現場映像を切った後、
記者から強盗にあったという事実を確認した」と伝えた。

男が持ち去ったのは、記者が持っていたスマートフォン2台だったようで、男はナイフを見せながら記者にスマートフォンを出せと脅した。
記者がスマートフォンをかごに入れると、男は「別のスマートフォンもよこせ」と言った。当時、記者は個人用と取材用の2台の
スマートフォンを持っていた。MCは「記者が2台のスマートフォンを持っているという事実を男が既に知っていた」と語った。

一方、該当記者は放送を中断し、放送局に戻って被害事実を知らせた後、警察に事件を届け出た。CNNの関係者は
「幸いにも怪我はなかったが、衝撃が大きく、記者が警察に通報した後、すぐに帰宅し、休息を取っている」と語った。
一方、スマートフォンを強奪した男は警察に捕まり、取調べを受けているという。

CNNなのでフェイクだと言われそうだが、男は実際に逮捕されているのでこれは紛れも無く事実だろう。……たぶん。

※動画あり
https://gogotsu.com/archives/58227
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