5月14日、大阪の夜が、緑色に照らされた。休業要請などの解除基準、
「大阪モデル」を達成したことを宣言した、大阪府の吉村洋文知事(44)
は語気を強めた。

「これまで防戦一方だった新型コロナウイルスとの闘いは、第2のステージ
に入った。感染拡大を抑えながら、社会経済活動を再開させていきたい」
就任1年の吉村はこの間、全国的にも一躍注目を集めた。コロナと向き合った
大阪、そして隣県の知事たちの戦略を振り返る。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200528/k10012448241000.html

大阪大学発のバイオ企業であるアンジェスは25日、大阪大などと共同開発
している新型コロナウイルスに対するDNA(デオキシリボ核酸)ワクチンに
ついて、マウスとラットへの投与によって体内にウイルスに対する抗体が
できていることを確認したと発表した。

現時点では動物体内に抗体ができていることを確認しただけで、できている
のがウイルスの感染抑制につながる抗体なのか、ワクチンの投与によって実際
にウイルス感染を減らせるのかは明らかではない。同社では今後、動物での
評価を行い、「7月にも初期の臨床試験を開始し、早ければ年内にも使える
ようにしたい」としている。製造については宝ホールディングスの子会社で
あるタカラバイオが協力しており、原料の調達を含めて、年内に20万人分の
ワクチンを製造する体制にめどは付いている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59638410X20C20A5000000/