声なき首相の危ない強権、国民の怒りが希望 中島岳志氏

突如打ち出した学校の一斉休校、布マスク配布、著名人とのコラボを狙った動画投稿――。
新型コロナウイルス感染拡大のなか、安倍晋三首相を取材する「総理番」記者として、その政策や振る舞いに違和感を覚えることもあった。
首相の視線は、きちんと国民に向けられているのだろうか。危機的な状況下でリーダーはどうあるべきなのか、東京工業大の中島岳志教授(政治学)に話を聞いた。(聞き手・小野太郎)

なんと言うか、国民と同じ地平に首相は立っていないと見えてしまうのです。

決定的だったのは、コロナ危機…

https://www.asahi.com/articles/ASN5M5556N5HUTFK01F.html