額に汗して働かなくても、食べていける―。
これは本当のことなのに、農耕で培われた人間の固定観念がそれを認めようとしない。
勤勉に働かなければ食べていけない、と人々が無批判に考えてしまうのは、変わることを拒否する人間の本能がつくり出した“常識“のせいだ。

「食べていくため、安い賃金でも雇ってもらって我慢しなければ」
こうした誤った常識がなくならないから、労働単価は上がらないし、仕事の量も減らない。そして困窮が増していく。

賃金が安い仕事に満足できなければ、辞めていいのだ。そうした人間が増えれば、雇う側は賃金を上げて募集せざるを得なくなる。
仕事を辞めている間は、スマホを使って、メルカリやAirbnbなどのC to Cのビジネスでお金を稼いでいれば、当面は困らない。

食べるためには、集団の中で個性を殺して働かなくてはいけない……。
そんな旧時代の固定観念は、軽々と捨ててしまおう。スマホはそうしたあなたの生活を的確にサポートしてくれるはずだ。

大きな話から入ってしまったが、これが人類の真実なのである。僕たちの世界はもう、働かなくていいというフェーズに移行した。
いや、狩猟採集時代に持っていた権利を取り戻したと言うべきか。

堀江貴文「僕たちの世界はもう、働かなくていいフェーズに移行した」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200524-00010001-moneyplus-bus_all