石垣市と竹富、与那国町は27日、地元産農水産物を東京に直行で運ぶ貨物チャーター便を運航する。
全日空の旅客機を用い、「南風ぬ便り(パイカジ・ヌ・イヤリ)」号と名付けた。新石垣空港を出発し、当日に羽田空港に到着する。
積み荷は本マグロやパイナップルなど30dを想定している。

運航費は荷主の支払う運賃を除き、3市町で助成する。6、7月の運航も検討している。
中山義隆市長が21日に市役所で記者会見し、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う航空貨物の停滞で農水産物の出荷が遅れていたのを解消し、1次産業のV字回復を目指したい」と話した。
全日空石垣八重山支店の宮脇秀至支店長が会見に同席し、「八重山の旬の農水産物をしっかりと本土に届けたい」と述べた。
日本トランスオーシャン航空も今月、那覇行きの貨物臨時便を22便の予定で飛ばしている。

全日空チャーター便には事業所のほか、個人も荷物を積み込める。
 問い合わせは市農政経済課рO980・82・1307へ。

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