デルタ航空(DAL/DL)は現地時間5月18日、中国本土への旅客便を6月に再開すると発表した。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により2月から運休していたもので、4カ月ぶりの再開となる。

 再開するのは6路線ある中国本土路線のうち、デトロイト−上海線とシアトル−上海線の2路線。いずれも当局の許可が下り次第、1日1往復のデイリーで再開する。

 デルタ航空の中国路線は6路線で、新型コロナの影響で2月6日から全便を運休している。運休前はデトロイトとシアトルから北京と上海へ、アトランタとロサンゼルスから上海へ乗り入れていた。上海への旅客便のうち、6月に再開しないアトランタとロサンゼルスの2路線は、貨物専用便を運航する。

 日本路線は羽田と中部、関西へ計10路線就航。このうち、現在も継続しているのはシアトル−羽田線の1路線のみとなる。成田へは3月28日に終了した冬ダイヤまで5路線を運航していたが、冬ダイヤ最終日に撤退し、いずれも羽田へ移管した。

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