検察官の定年延長を可能とする検察庁法改正案に反対する市民らが19日、国会近くでマスクを着けて抗議した。
 政府は今国会での成立を断念したが継続審議とする方針で、参加者らは「先送りにすぎない」と警戒感を示した。

 衆院議員会館前には午後6時ごろ、「検察庁法改正反対!」などと書かれたプラカードを手にした市民ら数百人が集まった。

 抗議を呼び掛けた団体の代表高田健さんは「安倍政権は(法案成立を)諦めていない。秋の臨時国会で法案を通すのは絶対に許さない」と訴えた。

 抗議に初めて参加したという女性会社員は「後悔しないよう、改正反対の意思表示をするために来た」と話した。

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