慰安婦被害者とその家族たちは、慰安婦被害者支援市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)=現・「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)=と代表だった尹美香(ユン・ミヒャン)氏をめぐる最近の疑惑について、
「挺対協はおばあさん(慰安婦被害者)たちには1000ウォン(約87円)札1枚渡したことがない」
「莫大(ばくだい)な寄付金を受け取りながら、おばあさんたちには一銭も渡していなかったことを知り、怒りを爆発させている」と語った。

慰安婦被害者のAさんは17日、本紙の電話取材に、「挺対協は、これまで果物を数回買ってきただけで、私の口座に1000ウォン札1枚送ったことがない」「挺対協がこれまでそんなにたくさんの金を受け取ってきたという話を聞き、身震いがした」と語った。
Aさんは尹氏を「泥棒×」とも言って批判した。そして、「15・16歳で日本に連れて行かれ、ひどい苦労をしたおばあさんたちの血のにじむ金でいい服を着て、いい物を食べてきた×が国会議員になったなんて、絶対にあってはならないことだ」「国民が財布をはたいて出した金をすべて出せ」と言った。

Aさんは挺対協が2012年に企業から受け取った指定寄付金のうち8億5000万ウォン(約7400万円)をかけて慰安婦被害者の憩いの場「平和と癒やしが出会う家」を購入・改装したということについても
「全く知らなかった。今回テレビを見て初めて知った」と言った。

Aさんは「山の下に家があるなんて本当にいいね。土地が200坪だとか、庭園もどれだけよく手入れしているのか知らない」「貧しいおばあさんたちの血のにじむ金を受け取っておいて、(自分たち=尹氏たちが)いい服を着て、いい物を食べているのを見ると身震いがした」と語った。
また、「おととい、正義連が49億ウォン(約4億2600万円)もらったということでテレビに出ているのを見た」「49億ウォンをどこに使ったのか、領収書を出さなければならない」とも言った。

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