罰当たり!石仏や観音像など6件連続放火か 防犯カメラに不審な人物…液体のようなものかけると火が

 7日、愛知県弥富市にある寺で、石仏や観音像が燃えるなどの不審火が6件相次ぎました。

 寺の防犯カメラには不審な人物が火をつける様子が映っていて、警察が連続放火事件とみて調べています。



 7日午前0時半ごろ、不審火があった寺の防犯カメラがとらえた映像です。

 画面右奥、車が停車します。降りてきた人物が液体のようなものをかけると、石仏が勢いよく燃え始めます。
 
 不審な人物はその後、車に乗り込むと一旦バックしてそのまま逃走。その間わずか1分ほどでした。

「道路のすぐ横に置かれたこちらの地蔵が燃やされました。何者かによって燃やされた犯行の一部始終を、あちらの防犯カメラが捉えていました」(記者)

 7日午前6時半ごろ、弥富市稲吉2丁目の寺で、石仏の前掛けなどが焼けているのを通行人の男性が発見し警察に通報しました。

 警察によりますと、約400m離れた別の寺でも不審火があり、観音堂が全焼したほか、観音像などが焼けました。

 弥富市内では7日、この2件を含む合わせて6カ所で不審火が発生しているということです。

 誰が、なんのために火をつけたのか…罰当たりな行為に、被害にあった寺の関係者も憤りを隠せません。

「どうもこうもないわ!うちらが子どもの頃からあるものなので、そりゃいい気はしない。怒りしかでてこない」(全焼した観音堂の管理者の1人の男性)

 警察は寺などを狙った連続放火事件とみて調べています。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200408-00000013-nbnv-l23