感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、札幌市は7日、新たに同市に住む日本人の20〜70代の男女4人の感染が確認されたと発表した。
うち50代の2人は夫婦で、ほかの2人は発症日前2週間に東京都での滞在歴があったとしている。

 札幌市によると、50代の夫婦は2人とも会社員で、夫は3月27日に熱など、妻は同30日に熱などの症状が出た。
夫は発症後に1日マスクを着用して 勤務し、妻は不特定多数と接する仕事ではないという。

 東京滞在歴があるのは、いずれも無職の20代と70代の女性。20代の女性は4月1日に熱など、70代の女性は3月27日に全身の倦怠
(けんたい)感などを発症した。4人とも軽症という。

 イトーヨーカ堂が7日、商業施設「アリオ札幌」のイトーヨーカドー従業員の感染が確認されたと発表したが、札幌市は同日公表した4人の中に
該当者が含まれているかどうかを明らかにしていない。同社によると、この従業員の最終勤務日は3月30日という。

 北海道によると、4月7日午後7時時点の道内の感染者は延べ198人。このうち143人が陰性と確認されて治療を終えた。
治療中の患者は46人で、うち5人が重症。これまでに9人が亡くなった。

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