コロナ禍で懸念される生活苦キャバ嬢の危険な“負の連鎖”
4/6(月) 17:29配信東スポWeb
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000044-tospoweb-ent
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、東京都では5日、新たに新型コロナの感染が
確認された人数が最多となる143人に上った。拡大の背景には、ナイトクラブやショーパブなどといった「夜の社交場」での
感染が指摘されている。そんな“夜の店”で働くキャバクラ嬢や風俗嬢たちの多くが、
人々の外出自粛の影響で生活費に困窮し始めている。しかも、この生活苦こそが今後、
“感染経路不明者”が急増する要因になりかねないという指摘がある。

 日本全国で感染者が増え続けているが、最近になって感染経路が分からないケースが問題視されている。

 さらに、東京都においては感染経路不明者の約3割はキャバクラやナイトクラブ、バーなどの客と従業員だったことも判明。
クラスター(感染者集団)が生じる密閉空間に人が集まる「3密(密閉、密集、密接)」の条件を満たすリスクが浮き彫りになった格好で、
小池百合子都知事は3月30日の緊急会見で、業界を“名指し”して入店自粛を要請した。

「銀座、六本木、新宿・歌舞伎町など繁華街は4月に入って一層客足が遠のいており、休業が続出中。
潰れる店も日増しに増えている状況です。銀座ではそうでもないですが、歌舞伎町で働いているキャバ嬢、
風俗嬢は稼いだ分だけホストクラブなどに使ってしまって、ほとんど貯金をしていない子も多い。
感染が怖くても生活のためにやむなく働いている」(歌舞伎町の飲食店関係者)
大阪府では夜の街でのクラスター追跡のため、店舗名の公表に応じた場合、経済的な補償をする方針を打ち出し、
東京も追随したい構えだが、そう簡単にはいかない事情がある。