新型コロナウイルスの感染拡大を受け、休校が続いていた栃木県内の学校で入学式シーズンが始まった。
 6日は宇都宮高校(宇都宮市)で、マスク姿の新入生たちが式に臨んだ。

 新入生は280人。学校はコロナ対策のため、新入生に体温を測ってから式に出るように指示。保護者にも同様の対応を求めた。

 例年、式の会場は講堂だったが、座席の間隔を空けるため、より広い体育館に変更した。来賓は招待せずあいさつの時間はなし。

 国歌と校歌の斉唱はひまつを防ぐため、歌声は出さずに「心の中で歌う」ことにした。
 入学者の名前が読み上げられた時も、生徒は返事はせず、無言で着席したまま名前を聞いた。

 マスク姿の軽部幸治校長は「学校における安心安全を第一義的に考え、可能な限りの取り組みと配慮をしていきたいと考えている」と式辞を述べた。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASN467DDCN46UUHB001.html