京都大医学部付属病院(京都市左京区)に4月から配属された研修医95人のうち
6割に当たる57人が、新型コロナウイルス感染予防のため飲酒を伴う会食などを
禁じた病院の方針に反したとして自宅待機となっていることが7日分かった。
同病院は「患者さんに安全な医療を受けていただくために必要な措置。現時点で
診療に支障は生じていない」としている。

同病院などによると、3月の段階で4月から働く研修医らへ飲酒を伴う会食などの
自粛方針を伝えたが、違反すると自宅待機にすることは決まっていなかった。
その後、全国で研修医の新型コロナウイルスへの感染が問題となっていることを
踏まえ、同病院として自宅待機を決定したとしている。研修医以外にも、自宅待機
となった職員はいるという。
7日午前段階で診療機能の抑制は行われていないが、手術の一部停止などを容
認しているという。

研修医の集団感染を巡っては、慶応大病院(東京都)で初期研修医の新型コロナ
ウイルスの集団感染が発生している。

2020年4月7日 17:34
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/211815
https://kyoto-np.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/300m/img_a28246cb8cde6ef9606c7924b85b603d564241.jpg