持病ない10代が突然…欧州で相次ぐ死亡例、WHO警鐘

 新型コロナウイルスが猛威を振るう欧州で、10代の若者が感染して死亡する例が続いている。いずれもまれな例とされているが、高齢者や持病のある人だけが重症化するという「固定観念」に油断しないよう、世界保健機関(WHO)も注意を呼びかけている。

■医師は「大丈夫だ」と言ったが…
 フランスで16歳の女性高校生が新型コロナウイルスに感染して亡くなったのは3月25日未明のことだった。パリ郊外で暮らしていたジュリーさん。10代の若者の突然の死はフランス社会に衝撃を与えた。
 母親のサビーヌさんがAFP通信に語ったところによると、軽いせきや息切れの症状が出たジュリーさんは同月23日、近くの総合病院に入院。心臓や呼吸器の持病もなく「深刻ではない」と診断された。
残り:1002文字/全文:1328文字

全文を読む
https://www.asahi.com/articles/ASN446R9SN41UHBI01L.html