新型コロナウイルス感染拡大の影響でマスクが品薄になる中、那覇市首里末吉町の手芸店「にじのいえ」では4日、マスクの材料になるガーゼの入荷に合わせ、買い求める客で混雑した。
同店の富山良輔店長(45)は「開店2時間前から並ぶ人もいて、人が集中しないよう整理券を配布し、開店まで離れてもらった」と対策を講じた。

同日入荷したガーゼ約500メートルは、各家庭2メートルまでの購入制限を設けたが、午後2時ごろには完売した。

「にじのいえ」によると、数万メートルあったガーゼの在庫が3月下旬に底を突いた。問い合わせが多数あったことから同店ホームページに入荷の予定を掲載した。
4日は開店前から行列が発生、50台分の駐車場では足りず急きょ、近隣の駐車場を借り対応に当たった。富山店長は「プリントは入っているが、同素材の生地はまだ在庫がある。混雑を避け余裕を持って来店してほしい」と話す。
同店ではガーゼを9日に1500メートル、14日ごろに5千メートル入荷を予定している。

ガーゼを購入した清掃員の60代女性は「会社の社員100人分のマスクが必要と言われた。休日返上でマスクの製作に当たる」と足早に店を後にした。

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