前回のデマ

新型肺炎の感染源はハクビシン?香港大が研究発表

【香港=関泰晴】香港大の研究チームは23日、新型肺炎
(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染源と見られる
動物が、中国南方で食用動物として珍重されている哺乳類
のハクビシンである可能性が高いと発表した。

研究チームは、ハクビシンのフンなどからコロナウイルス
を検出することに成功した。遺伝子構造などの分析の結果、
SARSウイルスに非常によく似ていることが判明したと
いう。

広東省の初期の感染者は、ハクビシンなどの野生動物を扱
うレストランの調理師などが含まれていたことが明らかに
なっている。香港大の袁国勇教授は、「ハクビシンの調理
などでフンや分泌物に触れて、ウイルスが人間に伝染した
可能性がある」と分析している。

ハクビシンは、ジャコウネコ科の哺乳類で、日本、中国、
台湾、東南アジアなどに分布する。

(2003/05/23/22:31 読売新聞WEB版)