自動販売機で布製マスクが買えます−。新型コロナウイルスの影響でマスクが不足する中、山辺町の縫製業者が製作した
マスクが同町と山形市の自販機に並び、話題を呼んでいる。

 感染拡大でニット製品の展示会が相次いで中止となり、町内の縫製業者の仕事量が減少。相談を受けた同町のニット
製造業ニットワイズの後藤克幸常務(52)が、職人技を生かしてマスクを作り、身近な自販機での販売を考案した。
臨時休校となった子どもたちを喜ばせたいとの遊び心も。

 マスクは綿100%で内側はガーゼを3枚重ねた立体型。洗って繰り返し使うことができる。自販機からスムーズに
出てくるように、容器に重りを付けるなど工夫した。同社の事務所前と山形市西田2丁目の自販機2台に、
大人用と子ども用のマスクを入れた。多いときで1日で約100枚が売れる人気ぶり。いずれも1枚610円。
問い合わせは同社023(664)8168。

https://www.yamagata-np.jp/news/202003/26/kj_2020032600485.php