■相撲記者の戸惑いと相撲の懐の深さ

 取材現場もいつもと違っていた。普段は支度部屋への出入りが許され、取組後に風呂から上がった力士がまげを結い直している間に取材する。力士の隣に座ることもでき、極めて近い距離で話を聞くことができる。
しかしこの大阪場所では支度部屋への出入りが禁止され、東西の花道奥にあるスペースに“ミックスゾーン“と呼ばれる取材エリアが設置された。帰り際の関取に声を掛けて足を止めてもらい、2メートルほどの柵で隔てられた距離からの取材となった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00010001-victory-spo