2020年2月は、10日にトヨタ ヤリス、14日にホンダ フィットがフルモデルチェンジ発売となり、国内の新型Bセグメントハッチバック車の動向に注目が集まった。
これら両モデル、2月の販売台数は、フィットが8221台、ヤリスが3491台という結果となった。
国内の新車販売が消費税増税以降、5ヶ月連続で前年同月比マイナスというなかであるが、セールス面ではフィットがリードする形となった。

それぞれに設定された月間目標台数は、フィットが10000台、ヤリスが7800台。
台数的な決着は発売前から決まっていたようなものであるが、新車全体の販売が落ち込む中、フィットはまずまずのスタートをきることができた。
フィットは本モデルで4代目となり、室内の居住性をさらに向上。
親しみやすいエクステリアや、全車速追従付ACCを標準装備とするなどファミリーカーとしての需要に応えた。

一方で、従来型ヴィッツを後継するヤリスは、ホットハッチらしいエクステリアを採用し、3本スポークステアリングホイール、ハンドブレーキなどを装備。
さらに最上級のGRヤリスはパワートレインに直列3気筒1.6Lターボエンジン、四輪駆動システムのGR-FOURが導入される。
スポーツイメージが高められ、顧客ターゲットがあえて絞り込まれた印象である。

https://car-research.tv/honda/fit.html
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