ウクライナ、武漢退避者を拒否

 【モスクワ共同】新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市から退避したウクライナ人ら72人の経過観察の滞在先に指定されたウクライナの村で20日、感染を恐れる住民らが受け入れを拒否して治安部隊と衝突する騒ぎになった。退避してきた人々は数時間の騒動の末、ようやく施設に入った。AP通信などが伝えた。

 騒ぎが起きたのは政府が指定した軍の保養施設がある中部ポルタバ州のノビサンジャリ村。ウクライナのゼレンスキー大統領は声明を出し「帰還者は念のため経過観察下に置くだけで感染の危険はない」と強調。「ウクライナ人が同胞さえ受け入れないのは、おかしい」と訴えた。
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