◆ 泥棒に押し入られたら、寝たふりをしないと命が危ない、パリの泥棒事情

パリで気を付けなければならないのはスリだけじゃありません。
怖いのは泥棒と強盗です。ホテルにもよりますが、よく物を盗まれます。

私の知り合いが日本から来ると「携帯がない」とか「パソコンが消えた」というSOSの電話がしょっちゅう。
ホテル内部の人がグルになってる可能性が高いと思ってください。

私の知り合いで、ホテルの部屋に戻ったら、中に人がいて、「ソーリー」と言って出て行ったという出来事もありました。
トランクごと盗まれることもありますが、携帯の充電器などは普通に持っていかれます。

予約をする前に、ホテルの評価を確かめ、ユーザーのコメントで「泥棒にあった」と書かれてあるようなところは避ける方が無難でしょう。
私の知り合いの家に先日、泥棒が真昼間、押し入りました。

その時、知り合いは寝ていたのですが、寝たふりをし続けて難を逃れています。
ヘタに起きて騒ぐとボコボコにやられるかもしれないからです。

命と金品とどっちが大事か、知り合いは寝たふりを続け、一命をとりとめています。
逆に、別の知り合いは自分の家に入ろうとして背後から二人の男に押し入られ、ボコボコに殴られ、逆らう間もなく、貴金属のある金庫の場所を教えて全部持っていかれたりしています。
死ぬことはありませんでしたが全治一か月の重傷です。

強盗もいます。
特にアジア人はお金を持っているので狙われます。

空港の出口に見張りがいて、お金持ちそうな女性が狙われます。
お金持ちの旅行者はタクシーを利用するので、バイクで尾行されます。

二人組です。
後ろの男は金づちを持っています。

シャルル・ド・ゴール空港からパリに入る直前の、サンドニ地区に必ず渋滞するトンネルがあります。
車がそこで渋滞に巻き込まれると、バイクで横づけし、金づちで窓を破壊します。

粉々に飛び散るガラス片の恐ろしさに旅行者は震えあがり何もできません。
運転手も何もできません。

割れた窓から手が伸びて、ひざの上のハンドバックを持っていかれるという事件が頻発しています。
下手に逆らうと、金づちで殴られるので、あきらめましょう。

最後に、ここ最近、頻発しているケースですが、郊外の不良たちが「度胸試し」と称して、アジア人の女性を襲い、ボコボコにして、金品を奪い取るというのが流行っています。
この被害がうなぎのぼりで、ターゲットはアジア系の女性たちです。不良の度胸試しなので、お金持ちとか関係ありません。

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