東北や関東、中部など広い範囲で被害を出した去年10月の台風19号について、気象庁は名前を「令和元年東日本台風」と決めました。台風に名前が付くのは43年ぶりです。

 「東日本の広い範囲にわたって多数の河川の洪水などの被害を及ぼした台風第19号については、『令和元年東日本台風』という名称を定めることとした。
これらの名称が利用されることで、災害の経験や教訓が後世に効果的に伝承されるよう、気象庁としても努めてまいりたい」(気象庁 関田康雄 長官)

 気象庁の関田康雄長官は、19日に行われた記者会見でこのように述べ、去年10月の台風19号について、名前を「令和元年東日本台風」と決めたことを明らかにしました。

 一方、去年9月、千葉県を中心に大きな被害をもたらした台風15号についても、気象庁は「令和元年房総半島台風」と名前を付けました。

 気象庁はおととし、台風に名前を付ける基準を「損壊家屋1000棟以上、浸水家屋1万棟以上、相当の人的被害」と定め、台風19号と15号の被害はいずれも、これらの基準を満たしていました。
台風に名前が付いたのは、1977年の「沖永良部台風」以来、43年ぶりです。(19日17:20)

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