島根県浜田市のスキー場「アサヒテングストン」の運営会社が雪不足を理由に自己破産する準備に入ったことが18日、同社への取材で分かった。今シーズンは暖冬の影響で1日もオープンできなかった。

 運営するユートピア・マウンテンリゾートによると、暖冬だった昨シーズンは約6千人が来場し、売上は約2千万円。今年も数千万円をかけてリフトなど設備の準備を進めたが、
ほとんど積雪がなく営業には至らなかった。会社によると、負債総額は約2千万円。

 松江地方気象台によると、昨シーズンに浜田市で雪が降ったのは26日、今シーズンは今月17日までに5日しかない。
 気象庁によると、1月は東日本と西日本で昭和21年の統計開始以降、最も高温となった。北〜西日本の日本海側の降雪量は36年以降最も少なかった。

https://www.sankei.com/smp/life/news/200218/lif2002180017-s1.html