ラオックスが希望退職者募集、新型肺炎流行で中国観光客依存の事業体制見直しへ

 ラオックスグループが、2月14日の今日開催した取締役会において、希望退職者の募集を行うことを決定した。募集人数はラオックスが約140人、子会社のシャディは約20人で、退職日は3月31日。

 今回の募集の背景についてラオックスグループは、中国での新型コロナウイルスの発生と拡大により、インバウンド事業の主要顧客である中国からの訪日旅行客数が減少していることで業績への悪影響を懸念。
中国からの訪日観光客に依存する体制からの転換が必要と判断し、新たな事業体制の構築に向けた組織・人員の見直しを図るという。

 募集の対象者は、ラオックスが販売専門職の正社員と契約社員、販売専門職以外で在籍する40歳以上かつ勤続2年以上の正社員および契約社員、シャディでは在籍する50歳以上かつ勤続10年以上の正社員および契約社員。
2月17日から3月6日まで希望者を募る。今回の募集に伴い発生する特別退職金および退職に関連する費用は、2020年12月期連結決算にて特別損失として計上する予定だという。

https://www.fashionsnap.com/article/2020-02-14/laox-colonavirus/