2014年2月に陸上自衛隊の2等陸曹だった男性(当時42歳)が長時間労働によるうつ病で
自殺したのは自衛隊に安全配慮義務違反があったことが原因だとして、
男性の両親が国に慰謝料など計約8000万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。男性は19年9月に公務災害と認定されている。

提訴は19年12月23日付。訴状によると、男性は陸自守山駐屯地(名古屋市守山区)勤務
の衛生隊員だった13年10月12日から東富士演習場(静岡県御殿場市など)で、訓練中だっ
た別の隊員が紛失した自動小銃の捜索に従事。14年1月3日まで延べ56日間、炊事や草刈り、隊員の健康状態の把握や負傷隊員の応急処置などを担った。
https://mainichi.jp/articles/20200121/k00/00m/040/214000c