岡山市の住宅で18日、夫婦2人が刃物のようなもので刺されて妻が死亡し夫が大けがをした事件で、現場近くで
血のついた服を着た男が別の住宅に侵入した疑いで逮捕され、調べに対し夫婦と面識があったという趣旨の供述を
していることが捜査関係者への取材で分かりました。
警察が詳しいいきさつを調べています。

18日午前3時ごろ、岡山市中区海吉の住宅で、中出友正さん(50)と妻の一枝さん(45)が血を流して倒れているのが
見つかり、一枝さんは刃物のようなもので腹などを刺されて死亡し、中出さんも左腕などを切られて大けがをしました。
警察によりますと、夫婦は2人暮らしで、金品が盗まれた跡はないということです。

警察が殺人事件として捜査したところ、中出さんの家から250メートルほど離れた住宅の庭先に血のついた服を
着た男が潜んでいるのを見つけ、この住宅に侵入した疑いで逮捕しました。
警察は逮捕容疑が軽微であることなどを理由に男の名前などを明らかにしていません。

男は30代だということで、調べに対し、中出さん夫婦と面識があったという趣旨の供述をしていることが
捜査関係者への取材でわかりました。
警察は現場の状況などから男が事件に関与していると見て詳しいいきさつを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20200119/4020004502.html