大和高田市の服の製造会社がベトナム人の技能実習生に本来支払うべき賃金を支払っていなかったとして、労働基準監督署は17日、この会社と社長を最低
賃金法違反などの疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、大和高田市の服の製造会社「ティー・ワイ・プロダクツ」と65歳の男性社長です。
葛城労働基準監督署によりますと、この会社と社長は、おととし1月から10か月間、住み込みで働いていたベトナム人の技能実習生の女性3人に対し、県
の最低賃金を下回る給料を支払っていたうえ、残業分の割増賃金も支払っていなかったとして、最低賃金法と労働基準法違反の疑いが持たれています。
労働基準監督署が時給を計算した結果、3人の時給は610円程度で、残業の際には時給500円しか支払われておらず、不払いの賃金はあわせて215万
円に上っていたということです。
社長は調べに対し、「経営が苦しかった」という趣旨の話をしているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20200117/2050003654.html