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バド桃田選手、交通事故で顔など負傷 マレーシア
Tokyo2020 東南アジア

13日、事故で顔を負傷し、病院でマレーシア首相夫人(右)から見舞いを受ける桃田賢斗選手(クアラルンプール近郊)=ベルナマ通信提供・共同

【シンガポール=谷繭子】バドミントン男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗選手が13日未明、マレーシア・クアラルンプール近郊で交通事故に遭い、
顔などを負傷して国立プトラジャヤ病院に運ばれた。命に別条はないという。桃田選手は12日、バドミントンのマレーシア・マスターズに出場、優勝していた。

マレーシアの保健省などによると、13日午前4時40分ころ、桃田選手らの乗ったワゴン車がクアラルンプール国際空港に向かうマジュ高速道路上で、トラックに追突した。
ワゴン車の運転手が死亡し、桃田選手や同乗していたコーチら計4人が負傷した。
13日、桃田賢斗選手らを乗せ、事故に遭ったワゴン車(クアラルンプール近郊)=マレーシア消防当局提供・共同

桃田選手のけがについて、マレーシアのセルダン地区警察は「鼻の骨折、唇の裂傷」とし「状態は安定している」と発表した。国営ベルナマ通信によると、
ズルキフリ保健相はCTスキャンなどの検査後「(桃田選手の)けがは深刻ではない。近く退院できるだろう」と話した。

東京五輪で桃田選手はバドミントン男子シングルス初の金メダルが期待されている。