渋谷駅前(東京都渋谷区)にある自動販売機の空き容器回収ボックスの「謎」を調べてほしいという依頼が、
このたび読者から寄せられた。 (略)
「このゴミ箱はサントリー専用です 他のゴミを捨てないで下さい!」と書かれた貼り紙があるのだ。
「不法投棄は犯罪です 大変迷惑しています」、「違法あるいは不審な行為が発見された場合、記録映像を元に
警察へ通報します」、「防犯カメラ稼働中 24時間監視録画中」といった警告も。 (略)
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(略) 当サイトでは2019年12月中旬と下旬、2020年1月の計3回にわたって現地を訪れ、実態を定期的に
確認した。 (略)
だが、回収ボックスの投入口の一部はゴミで塞がれていた。自販機と回収ボックスの隙間に挟み込んで
捨てられているゴミもあった。
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(略) そこで、サントリー食品インターナショナル株式会社に取材を申し込んだ。 (略)
先述の警告表示は、 2019年の初夏から回収ボックスに貼られているという。「タピオカドリンクを
はじめとするプラカップの回収ボックスへの投入が非常に増え、毎日のように投入口が塞がれてしまう
状態が続いたため、設置先様と協議して、そのような表示を致しました」と担当者は説明する。 (略)
周辺が混雑する時期には、回収ボックスの投入口を覆って、一時的に使用できなくすることもあるという。
ハロウィン、クリスマス、スポーツの日本代表の試合時などには渋谷に大勢の人々が押し寄せ、他社製品の
空き容器や様々なゴミが大量に投入される。さらに、ゴミで投入口が塞がれて、空き容器やゴミが周辺に
散乱するというのだ。
なぜ、回収ボックスに空き容器以外も投入する人が後を絶たないのか。理由の一つとして考えられるのは、
周辺にゴミ箱が少ないということだ。だが、昨年の記事で扱ったように、渋谷区としては今後、公共の場所の
ゴミ箱を減らしていく方針らしい。各所に設置すると回収の負担が大きいという理由であり、代わりに
今後は回収の頻度を上げるという。 (略)

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