今月4日、川崎市にある在日外国人との交流施設に在日コリアンを脅迫するような文言が書かれた年賀はがきが届いていたことが分かり、施設側は警察に相談しています。

川崎市などによりますと、今月4日、川崎市川崎区桜本にある在日外国人との交流施設、
「川崎市ふれあい館」の郵便受けに在日コリアンを脅迫するような文言が書かれた年賀はがきが届いているのを職員が見つけたということです。

はがきには「抹殺」、「殺して行こう」などという文言とともに差出人の住所と名前も書かれていたということです。

この施設は市から委託を受けた社会福祉法人が運営にあたっています。

施設の周辺には在日コリアンが多く住んでいて、これまでも施設への嫌がらせの電話や職員を脅迫するような手紙が届けられることがあったということで、施設側は今回届いたはがきについて警察に相談しています。

川崎市では先月、ヘイトスピーチなどの民族差別的な言動を繰り返した場合、刑事罰を科すことを盛り込んだ全国初の条例が市議会で成立し、ことし7月1日に全面施行されることになっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200106/k10012237011000.html