三菱航空機が来年半ばとしている「スペースジェット」の納入時期について20日、厳しい見通しを示しました。

 三菱航空機は、国産初の小型ジェット旅客機「スペースジェット」の開発状況を報道陣に説明。
水谷久和社長は、来年半ばの初号機納入に向けて「見通しとして厳しいスケジュールに違いない」と述べました。

 MRJから名称を変更した「スペースジェット」を巡っては、度重なる設計変更のため試験機を3機追加して7機体制で
開発を加速させるとしていましたが、愛知県豊山町の工場で組み立てが終わったのは1機のみです。

 エンジンや翼の動きなどをチェックする機能試験も終了しておらず、当初、年内に飛行試験のためアメリカへ運ぶ
としていた計画も遅れていることから、6度目の納入延期の可能性があります。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00000145-ctv-l23