自民党の秋元司衆議院議員の元秘書が、外為法違反の疑いで家宅捜索を受けた事件で、日本国内でのIR(統合型リゾート)事業に参入しようとしていた中国企業の元役員らが、海外から不正に現金を持ち込んでいた疑いがあることがわかった。

東京地検特捜部は、12月7日、内閣府の前副大臣でIR担当だった秋元司議員の元秘書宅などを外為法違反の疑いで家宅捜索している。

この事件で、日本でのIRに参入しようとした中国企業の日本法人の元役員らが、海外から無届けで、数百万円の現金を持ち込んだ疑いがあることがわかった。

元役員らは、IR招致をしていた、北海道・留寿都村のリゾート施設の運営会社幹部などにも会っていて、特捜部は、留寿都村の職員から事情を聴き、北海道庁から資料を入手するなど捜査を進めている。

2019年12月17日 火曜
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