札幌市教委は3日、札幌市西区の市立発寒中(笹川恒春校長、生徒808人)が11月分の給食費や教材費などを誤徴収したと発表した。
在校生や今春の卒業生の195世帯から計約125万円を過大徴収し、在校生の742世帯で計約198万円の未徴収、徴収不足があった。

市教委などによると、先月22日、同校担当者が口座振替を依頼するデータを金融機関に送った際、誤って昨年11月分のデータを送付し、28日に誤ったデータに基づき引き落とされた。
同日中に卒業生の保護者から指摘があり、発覚した。

同校は誤徴収のあった在校生、卒業生の世帯に文書や電話、訪問して説明した。
卒業生の世帯には早急に返金し、在校生の過不足分は、12月分の引き落とし時に対応する。

 同校の豊村和史教頭は「同様の事案が起きないよう適切な事務処理に努める」と話した。
(樋口雄大)

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