勤務形態はシフト制。2〜6月は1日7時間45分勤務で、土日祝日は基本的に休み。五輪期間中は
大会運営に合わせるため変則的なシフトになり、夜勤もあり得るという。

 タウンワークに求人広告を載せたために一気に注目されたが、実は組織委は2014年の発足時から
随時職員を募集している。現在の職員数は3170人だが、五輪までに8000人規模にするという。
うち2000人をパソナ経由で集める予定だ。

 現在ボランティアになっている人でも、「職員に応募することは可能」(組織委)だ。職員に採用されれば、
ボランティアから転換してもいい。

 組織委の説明を聞くと、職員とボランティアには違いがあるため、有償、無償に分けるのも理解できるように思える。
その一方で、パソナの求人広告には、求めるスキルとして「社会人経験があればOK!アルバイトの場合はリーダー経験ある方」と書いてあり、
果たして高度な人材を求めているかは疑問だ。

 具体的な仕事内容についてパソナは「2000以上のポジションがあり、来月からガイダンスをしていくため、今は答えられない」
との回答だった。一部の職種については勤務開始は2月からだが、多くの職種は6月からになりそうで、
ますますボランティアとの違いが分かりにくい。結果的にボランティアとほとんど変わらない仕事内容であれば、
ボランティアから不満が出る可能性もありそうだ。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/112900920/