12日午後6時45分頃、男性の声で「鈴鹿高校です。飛び降りです」と119番があった。
三重県鈴鹿市消防本部の隊員が、私立鈴鹿高校(鈴鹿市庄野町)に駆けつけ、同校2年の男子生徒(17)が制服姿で倒れているのを発見。
病院に運ばれたが、全身を強く打っており死亡が確認された。

 鈴鹿署によると、生徒が倒れていたのは校舎のそばで、4階の教室の窓から転落したとみられる。
教室に生徒のリュックが残され、中には携帯電話などがあった。
消防の受信記録などから通報はこの携帯からかけられたとみられる。遺書のようなものは見つかっていないという。

 同校の的場敏尚校長によると、男子生徒はこの日普段通り登校して授業を受けたという。
「いじめや家庭内の問題は確認されておらず、原因は分からない」と話した。

 同校では13日、臨時の全校集会を開き、男子生徒が死亡した経緯などが説明された。
学校側は、県に対して心理カウンセラーの派遣を要請しているという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191113-OYT1T50326/