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訪日客3000万人以上で増えたGDPは数千億円

外国人観光客が3000万人も来て5兆円もお金を使ったのにGDPが増えないのは不思議だと思いますが、インパウンド消費はGDPに算入されないのです。
算入されるのは「輸出額-輸入額」なので、消費額5兆円のごく一部、旅行収支1.3兆円のさらに一部に過ぎません。
例えば外国人旅行者にサービスするため外国人従業員を雇ったら、ホテルは儲かるが日本全体としては僅かな額しか儲かっていません。
日本は人手不足だと言って外国人労働者を大量に雇っていますが、彼らは外国にお金を送金するのでお金は外国に流出します。
外国人を雇わなくても、サービスには経費がかかっているので、5兆円を売っても利益としてはその5%の2500億円というところでしょう。
GDPは売上金額の合計ではなく付加価値の合計なので、売り上げではなく所得や利益に近いものです。
3000万人の外国人観光客を呼び込んで大騒ぎして、観光公害で日本人を酷い目に遭わせたのに「GDPは増えなかった」のです。
皆さんは実質所得が増えていないというニュースを耳にしたと思いますが、これも「GDPが増えていない」の別な言い方です。
日本人は外国人観光客のために無償でサービスさせられて、GDPが増えず国益にもならないのに、儲かっているように思い込んでいるのです。
世界の観光立国アメリカ、フランス、イタリアなどは観光で大儲けしているように見えますが、日本と同じでGDPには貢献していません、
これら観光大国は例外なく経常赤字国で、外貨不足に苦しんでいるので外国人が落とす外貨が必要なのです。
日本は経常黒字で儲かりすぎて円高になり困っているので、外国人観光客に依存する必要はないのです。
外国人観光は売上額の数%しかGDPに寄与しないが、日本人の国内旅行のほうがGDP貢献度は高い。
京都では外国人を受け入れるために日本人旅行者を追い出しているが、そんな事をすると日本が貧しくなるだけです。