演説の要旨

私は本日、21世紀の運命の多くを左右する主題である米中関係について話すためにここに来た。トランプ米大統領は政権初期から、より公正で安全、平和な世界を達成するため、率直で公正かつ相互尊重に基づく関係の構築を決意してきた。

1年前、米国の国益と価値観に最も有害な多くの中国の政策について話した。債務外交や軍拡主義、信仰の抑圧、監視国家の建設、為替操作、自由で公正な貿易と矛盾する貿易政策、強制的な技術移転や産業への補助金などだ。過去の米政権はこれらの乱用を知りながら何もしなかった。

わずか20年未満の間に世界史上最大の富の移転がみられた。過去17年間で中国の国内総生産(GDP)は9倍以上成長し、世界第2位の経済大国になった。この成功の多くは米国から中国への投資によるものだ。我々は過去25年間で中国を再建したが、そうした日々は終わった。トランプ氏が3年未満でその物語を永遠に変えた。

米国は現在、中国を戦略的かつ経済的なライバルと認識している。この1年、大統領は過去の失敗を修正し、米中関係をより公正で安定した建設的な針路に定めるために大胆かつ断固とした行動を取った。米国は世界の歴史で最も強い経済を保持している。

続く
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO51377650V21C19A0FF8000