ソニーXperia 1レビュー:2019年でもっとも過小評価されているスマホ
https://www.google.com/amp/s/www.gizmodo.jp/amp/2019/10/review-xperia1-underappreciated.html

これは何?:
ソニーの主力商品(2019年)
価格:
11万円前後(キャリアやプランなどによって変動)

好きなところ:
スリムなデザイン、瞳オートフォーカス、動画撮影専用アプリ、縦横比21:9の4Kディスプレイ、簡単に取り外し可能なSIMトレイとmicroSDスロット

好きじゃないところ:
バッテリーの寿命が短い、側面の指紋センサーの感度が悪い、イヤフォンジャックがない、ディスプレイ画質はいまひとつ



ここ数年、ソニーの携帯電話が苦戦を強いられていることは皆さんご存知のとおりです。2018年第2四半期には、スマホ事業を手がけるソニーモバイルの赤字がプレイステーション部門の黒字を上回る、という深刻な事態に。

この状況を打破すべく、ソニーモバイルは力を尽くしてきました。どん底から抜け出す唯一の方法は、これまでのやりかたをぶち破る、大変革を起こすことだったんです。

2018年春、新社長に就任した岸田氏のもと、同社は設計プロセス全体を刷新。これまでの社内生産体制を見直して、テレビやミラーレスカメラ事業を担うハードウェア部門と協力。
Xperia 1(とその兄弟製品のXperia 10)を大きく飛躍させようと頑張ったんです。その結果、スマホ改革成功、したわけなんです。ある意味では。

テレビの技術を使って開発されたのが、世界初の4K有機ELシネマワイドディスプレイ。外出先でNetflixなどの高画質ストリーミング動画を楽しみたい人には、かなり垂涎もの。
このディスプレイ、本当にきれいです。画面サイズは縦横比21:9で、画面の上下はトリミングされないし、レターボックスもありませんから、映画館と同じ画面比で大ヒット映画を見ることができます。
逆に、YouTubeなんかでは16:9や18:9のコンテンツが多いので、そういう動画を見るときは左端か右端が真っ黒になっちゃいます。あちらを立てれば、こちらが…です。