大阪府のJR高槻駅北口に5日、百貨店「高槻阪急」がオープンした。開店前に約1500人が行列をつくり、9月末に45年間の歴史に幕を下ろした前身の「西武高槻店」を惜しみながらも、<阪急ブランド>への衣替えを歓迎していた。

 開店セレモニーで浜田剛史・高槻市長は「北摂随一の商業集積地である高槻に出店された英断に感謝します」とあいさつ。店内には和洋菓子の新コーナーが開設され、今後も改装が進められるという。

 同駅周辺には、西武高槻店のほか松坂屋高槻店も進出。再開発や関西大のキャンパス整備も進んだ。阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オーリテイリングは、こうした拠点性を評価し、2年前に西武高槻店を譲り受けていた。

 同市芥川町の主婦(32)は「西武がなくなったのは寂しいけど、梅田の阪急と同じ商品が買えるのは魅力的。市のイメージアップにもつながる」と期待していた。

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