東京電力福島第1原発事故の避難区域を抱える福島県双葉郡の住民らが交流するイベント「ふたばワールド2019」が5日、
原発事故の対応拠点となり、4月にサッカー施設として全面再開したJヴィレッジ(同県楢葉町、広野町)で開かれた。

好天に恵まれ、避難先などから約3万2500人が来場。
大相撲の元横綱でタレントの貴乃花光司が直径1・5メートルの大鍋で地元野菜や鶏つくねが入った塩ちゃんこを作り、千人に振る舞った。

会場では、浪江町のご当地グルメ「なみえ焼そば」や広野町産バナナ「綺麗」などを販売。サッカーの体験コーナーもあり、にぎわった。
浪江町から仙台市に避難している無職渡辺京子さん(66)は「離れて暮らす人と再会できてうれしかった。初めて参加したが、また来たい」と話した。
イベントは双葉郡8町村が交流する場として1990年から10年限定で実施。原発事故後の13年に復活した。
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