併合前の朝鮮
イザベラ・バード 『朝鮮紀行』より

道は牛がすれ違えないほど細く迷路のようであり、家から出た汚物によって悪臭が酷く、
「ソウルこそこの世で一番不潔な町」「ソウルの悪臭こそこの世で一番ひどいにおいだ」
「都会であり首都であるにしては、そのお粗末さは実に形容しがたい」、

ソウルには芸術品はまったくなく、古代の遺跡もわずかで、公園もなければ、まれな例外を除けば見るべきイベントも劇場もない。
旧跡も図書館も文献もなく、宗教におよそ無関心であったため寺院もなく、迷信が影響力をもつため墓地もないと驚き、・・・