大雪山系白雲岳(標高2230m、北海道で3番めに高い山)の山腹にある避難小屋周辺をエサ場にしているヒグマのリポートです。

8月、白雲岳に登り、避難小屋を利用しました。白雲岳避難小屋は、夏の登山シーズン中は管理人さんが常駐していて、宿泊施設にもなっています。

この日は、テントで泊まるつもりでしたが、管理人さんによると、「テント場の横にヒグマが来るので、テント場の使用はオススメできません」とのことで、小屋に泊まることにしました。

ほぼ毎日、ヒグマは出ているようなので、あまり無駄な行動はせず、のんびりとしていました。

夕暮れになり、夕飯の支度をしていると、ヒグマは現れました。

https://gendai.ismedia.jp/mwimgs/5/8/-/img_587a0a25ad6771097bf6fbdb0d8c2ea5348900.jpg

ハクサンボウフウを美味しそうに食べています。

ハクサンボウフウはセリ科の高山植物ですが、ヒグマはこの草が好物のようで、豊富に生えているこの場所が気に入っているようです。

存分に食べたあと、ヒグマは下のほうに降りて行き、そのまま見えなくなりました。

翌朝、朝食の支度をしていると、また、ヒグマが現れました。

昨日と同じ場所で、やはりハクサンボウフウを食べています。

食べ終わると、テント場の横から小屋の横15〜20mくらいのところを通って、緑岳への分岐の看板の辺りで、こちらをひと睨み。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66990