国立故宮博物院の呉密察院長は22日、南部・高雄市で台湾の歴史の近代転換をテーマに講演し、
台湾の近代史をマクロの視点からみると、日本の台湾統治(1895〜1945年)は
明治維新の成功経験をそのまま持ち込んだものだとの考えを示した。

呉氏は、台湾は植民地主義の下で近代化に向かっていったと指摘。
日本の明治維新が日本を急速に進歩する近代社会に転換させるのに成功したことから、
日本は台湾を統治する際にこの成功経験を複製して台湾で運用したとの見解を述べた。
さらに、統治初期の司法制度導入や土地調査、戸口調査実施、鉄道路線縦貫線全通、糖業の発展などを例に挙げ、
台湾の現代化の基礎を次第に築いたと言及した。

故宮院長、日本の台湾統治に言及「明治維新の経験を持ち込んだ」高雄で講演
http://mjapan.cna.com.tw/news/asoc/201908230001.aspx