■あおられやすい車とは、攻撃されやすい自動車の車種、特徴

攻撃行動に関する有名な研究が、かつてアメリカの道路上で行われました。

この実験では、赤信号で先頭の車が止まります。青信号になります。しかしすぐには発進しません。その時に後ろの車がクラクションを鳴らすのかどうかが、攻撃行動の指標(物差し)とされた実験です。

さて、その実験の結果は、

まず、小さな車が攻撃されやすい(クラクションを鳴らされやすい)ことがわかりました。小さくて安そうな車は、攻撃されやすいのです。

実験では、自動車の後ろにライフル銃が積まれているのが見えるようにしておくと、クラクションが鳴らされにくいこともわかりました。

自動車に怖そうなステッカーが貼ってあると、攻撃行動を受けにくいこもとわかりました。

人は、どういう相手を攻撃しやすいのか、それは弱い相手(弱そうに見える相手)です。これは、ちょっと情けない結果ですね。

でも、あなたならどうでしょうか。同じ状況になった時に、会社の社長やどこかの親分が乗ってそうな、大きくて高級な黒い自動車にクラクションを鳴らすでしょうか。

自動車の横っ腹に「夜露死苦(よろしく)」なんて書いてある派手な改造車にクラクションを鳴らすでしょうか。

多分、しないでしょう。人間は、そんなものです。

チューリッヒ生命の最近の調査でも、あおられやすい車は、半数以上が軽自動車、色は白と報告されています。

白は、全体数が多いのに加えて、大人しそうな色だと判断されるのでしょう。ちなみに、この調査によると、あおりやすい車は黒い車だそうです。

*上記の研究は、統計的な研究で、「〜の人が多い」ということです。中には、大きなトラックにあおり運転をする人もいますが、例外的で、特異な性格の持ち主でしょう。

https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20190821-00139249/