コーネル大学は8月13日、生物が放つ光を利用した地球外生命探査の手法について検討したJack O’Malley-James氏らの研究成果を発表しました。
研究内容は論文にまとめられ、同日付で公開されています。
■サンゴの生物蛍光に着目
地球のサンゴは、紫外線や青色光を受けると光を発する蛍光タンパク質を持っています。
これは生物にとって有害な紫外線を害のない光に変換する仕組みであると同時に、サンゴの生育に必要な藻類を招き寄せる効果ももたらします。
このような仕組みは生物蛍光(biofluorescence)と呼ばれています。

今回O’Malley-James氏らは、「紫外線に反応して蛍光を発する」というサンゴの特性に注目しました。
もしも地球以外の天体、たとえば太陽系外惑星にもサンゴのような
「紫外線を無害な波長に変換して発光する」
生物が存在していた場合、その光を地球外生命体の探査に活用できるのではないかと考えたのです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190814-00010002-sorae_jp-sctch