8月1日から行われている札幌・すすきのの夏の風物詩「すすきの祭り」。
今年で55回目を迎えた祭りに今回は「札幌・すすきのサンバカーニバル」が加わった。
すすきの囃子の笛の音と神輿を担ぐ男たちの威勢の良い掛け声、さらにサンバのリズムが重なり夏の夜を盛り上げた。

※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

https://youtu.be/GQ6FI6VLyWU

(写真は、サンバカーニバルのアレゴリア(山車)に乗って踊る王様の格好をした似鳥昭雄会長)
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(写真は、すすきのの駅前通を踊り歩いたサンバチーム)
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すすきの祭りの最大のイベントと言えば「花魁道中」。
歓楽街すすきのが誕生して今年で149年、「花魁道中」は明治開拓期の光景を再現する祭りのハイライトで
、例年はこの「花魁道中」に神輿渡御やすすきの囃子などが行われる。期間中、仲通りには屋台が軒を連ね、
すすきの夜は熱気に覆われる。

今年は、それにサンバが参戦、「すすきの祭り」は今までにない雰囲気に包まれた。
2日午後8時半過ぎ、スピーカーから流れる音楽が止まり、大勢の見物客が押し寄せた駅前通に一瞬、静寂が訪れた。
きびきび動く警備員、行き交う見物客たち。あたりは初めてのサンバカーニバルを前に期待感が高まっていった。

やがて鳴り響き始めた独特のリズム。
華やかな衣装を身にまとったダンサーたちが幾人も身体を揺さぶりながら目の前を通り過ぎていく。
浅草サンバカーニバルのチームやブラジルのチーム、ニトリホールディングスや北洋銀行、野村證券など
企業チーム約500人参加、踊り手と見物客は笑顔で繋がった。

この催しの発案者はニトリホールディングス(札幌本社・札幌市北区)の似鳥昭雄会長(75)。

2017年に死去したすすきの観光協会元会長、篠田政一氏との約束だったサンバ誘致を叶えたもので、
会場は和と洋が織りなす不思議なハイブリッド感を帯びた。2回、3回と続けば「すすきの祭り」は
どう変容していくだろうか。交じり合った真夏の宴を体感してみたい。

(後略)
https://hre-net.com/syakai/syakaibunka/39266/