道路工事の現場監督や管理業務を行っていた男性社員=当時(46)=が2018年、勤務中に倒れ、くも膜下出血で亡くなったのは
月80時間超の残業が原因だったとして厚木労働基準監督署(神奈川県厚木市)が労災認定していたことが6日、分かった。認定は7月29日付。
 代理人の川人博弁護士によると、男性は道路建設などを手掛ける福田道路(新潟市中央区)の厚木営業所に勤務。
出勤簿では午前8時〜午後5時の勤務だったが、実際は早朝から夜まで働いたほか、土日も休めないことが多かったという。
 男性は18年5月25日午前、移動中に倒れ、手術を受けたが意識が戻らないまま亡くなった。亡くなる直前の6カ月間の
残業時間は月平均80時間を超えたとして、労災認定された。
 福田道路の話 労災認定されるような事態を防げなかったことを厳粛に受け止め、長時間労働や休日出勤の抑制を強化し、再発防止に努める。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080600939&;g=soc